飲食店は立地産業であるといわれている通り、飲食店にとって立地は重要です。
ただ、出店について、間違えてはいけないのは一等地だからOK!では無いのです。。。
場所
業態
主要顧客
地代家賃
初期投資金額
予算
上記の様に重要な要素をあげだしたらきりがないのです。
出店を決める際に必ず考えて頂きたいのは、人の集合するポイント、駅や病院等のポジションからメインの顧客層を確認して顧客のニーズを正しく把握することです。
※以下立地別に大まかな特徴を列挙します。
・商店街
住宅地域と隣接していることが多いため、固定客層を意識して、ターゲットを設定します。
従って、庶民色を前面に押し出し、地域に根付いた営業をし、お客様に安心感を生み出すような店舗を目指しましょう。業態としては大衆店であり、狭くても安心できるお店です。
地域性にもよりますが、奇抜なお店だと拒否反応をされる可能性がありますので注意です。
・繁華街
繁華街に来るお客様は商店街とは違い遊びに来るお客様が多いです。このような客層をターゲットとするためには遊び心満載の個性的なお店のほうが成り立ちやすいと言えるでしょう。
繁華街は、競争が激しく、家賃が高いのが特徴です。従って、出店の際には回収計画を入念に練って慎重に行いましょう。また、店舗の入れ替わりが激しいので、居抜きの物件が出やすいのも特徴と言えます。
・ロードサイド
通常車で来店する顧客がメインとなりますので、お酒が出ない、客単価が低い、商圏が広いのが特徴です。一番大事なのは目立つことです。車で移動している顧客に自店の存在を知ってもらう必要があるので、大きな看板や効果的な置き看板を工夫する必要があります。
また、繁華街と違って郊外の坪地代が安くこれに対応する坪売り上げを作りやすいのが強みです。しかしながら、出店障壁が低いためお店が繁盛すると近辺にお店が乱立して一気に売上半分みたいなことも起こりやすいです。
・オフィス街
お昼が繁盛する、土日の営業がきかない等がオフィス街における特徴となってきます。ポイントはお昼をいかに売るかです。テイクアウトでお弁当を買うという利用動機は多いはずです。また、口コミには最も気を付けて頂きたいです。これはお客様が限定されますので、プラス評判ならいいのですが裏目に出ると致命的となります。
・学生街編
原理・原則で考えれば、学生街は飲食店には適さない立地と言えます。その理由は①季節変動が激しい(夏休みは売上が厳しい)②低価格でなければならない③大学食堂との競争があり、実際にビジネスをすると損益分岐点が高く、半年間で一年分を稼ぎ出すというのはどう考えても厳しいです。
こういった条件でも学生街にこだわるのであれば、思い切ってターゲットを学生から地域住人に切り替えたほうが成功しやすいかもしれません。
こういった条件でも学生街にこだわるのであれば、思い切ってターゲットを学生から地域住人に切り替えたほうが成功しやすいかもしれません。