遺言の適齢期は75歳!?

昨日の日本経済新聞の記事に「遺産分割トラブルは年々増加しており、平成25年の遺産分割調停の件数は1万2878件と10年前に比べて3割増えた」旨の記事が掲載されていました。

調停の数と共に遺言の件数も年々増加しており、日本公証人連合会によれば、公正証書遺言は平成25年に9万6000件となっており10年前に比べて5割増えています。

今後ますます利用される遺言となりますが、遺言書を書く年齢はいつぐらいが適齢といえるでしょうか。

もちろん、各ご家庭や事情によっても回答は町々であるかと思いますが、ある公証人の方が「遺言作成の適齢期は75歳である」とおっしゃっていました。

恐らく、その言葉は言い得て妙だと思います。

実際に75歳を超えると急激に認知症患者が増加していることが統計上、分かっていますので、実際に遺言書作成期限は75歳と考えた方がいいかと思います。

しかしながら、事業をやっている場合には事業承継問題もありますので、より早くからの対策が必要になってくると思います。

遺言作成は、将来の税金のことや家族のことを考えて書く必要があります。

「遺言書を作成しようと思いつつもなかなか作成が進まない」、あるいは、「将来、兄弟と揉めたくないので遺言を親に作成してもらいたいがどうしていいか分からない」という方はお気軽に弊社までご相談下さい。